2011年12月30日金曜日

朝焼けの謳

製作者「クラフトエイジ」様
ジャンル「感動」
プレイ時間:2~3時間と言いたいところだが、大体4時間くらい
ツール:吉里吉里2/KAG3







~あらすじ~
ふりーむ!様から引用です。


全てを失い、全てに絶望した者たちが辿り着く場所。
それがここ、鉛街(なまりまち)。
十九歳の六月、僕もそこにやって来た。


鉛街には夢も希望もない。
あるのは……ただ、無表情で歩く人々と、無数に聳え立つ高層ビル、そして……無限に続く鉛色の空。


その街の廃ビルで、僕は一人の少女と出会った。
猫のような、鴉のようなその少女。
身寄りも戸籍もない、その少女。


彼女は夜に怯え、運命に嘆き、自分以外の全てを嫌いながらも、気高く、強く生き続けていた。
まだ見ぬ明日に、多くの不安と、ほんの少しの期待を抱きながら。


「私だって生きているんだ!!」


───これは『弱者を捨てて、前進し続ける』時代に向けて謳った、彼女の物語。



良かった点
・綺麗なグラフィック
・豪華なフルボイスと引き込まれるBGM
・場所が移らないのに飽きないシナリオ

気になった点
・ヒロインの性格がつかめない
・あれ?となるようなラスト

「映画のように短いけど感動できる作品」
今回取り上げさせてもらったのは、クラフトエイジ様の「朝焼けの謳」です。
最初に「」でくくった言葉は作者がりーどみーで述べていたもので、まさにこの作品を表した言葉です。

ストーリーとしては、一見普通のボーイミーツガール物かと思いきや主人公がホームレスだったり、場所が「鉛街」と呼ばれる都会にあるスラム街のような場所だったりと「非日常」が満載です。

そんな「非日常」の中で生きる彼女が「生きること」をどう考えるか?
これもこの作品の主題に関係する大切なことです。
重苦しいようなテーマですが、それの所為で読みづらいといったことはなく、むしろ読むたびに物語の世界観に引き込まれていく。そんな文章です。

さて、登場人物についてまったく書いていなかったので、ここで説明したいと思います。
主人公は、十九歳の少年で名前は「式守 晃弘(しきもり あきひろ)」、先ほど書いたように家なし、いわゆるホームレスです。
ヒロインは、十七歳の少女で名前は「蔓 篠芽(かずら しのめ)」
そして他にヒロインのことをママと呼ぶ九歳の「蔓 灯(かずら とも)」がいます。
この灯の存在が二人をつなぐ大事な鍵となるみたいですね。

散々ぼかすような言い方をしてきましたが、こういう伝える作品は当たり前ですが人によって受け取り方が違います。
なので、無責任なようですがぜひこの作品を自分自身でプレイして自分自身の答えを見つけてくれたらな、と思います。

レビュアーとして失格かもしれませんが、この作品をプレイした一プレイヤーとしてぜひ皆さんにも「生きること」について考えて欲しいと思ったので、こういう書き方をさせてもらいました。
もちろんプレイするかどうかは自由ですが、「少し立ち止まって考えてみる」そんなときにプレイして欲しい作品でした。

ダウンロードはこちら→ダウンロード


追記・・・・・

・最近ダウンロードするものには、主題歌つきのムービーになっているそうです。
まだ、聴いたことないという人は新しくダウンロードしてみるものいいのではないでしょうか?
主題歌「キボウノウタ」だけ聞きたいという人はニコニコ動画やYouTubeでも聴けるので、検索してみてはどうでしょうか?

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